東京の下町 門前仲町にある深川ワイナリー東京　

年間生産２万本という小規模ワイナリーから生まれるワインは全てが限定醸造です　何故か？

それは１人のぶどう農家のぶどうを一つの樽で仕込む　生産者の顔が見える　ことにこだわっているからです　ぶどうの出来はいつも同じではありません　ワインはぶどうの味に大きく左右されるだから「限定醸造」なのです

酵母の声を聞きながら会話をするようにワインを育てる上野さんよって美味しいぶどうが美味しいワインに生まれ変わります　自分の経験と舌を信じて一切の妥協を許さない上野さんから生まれたワインはどれもぶどうが生まれ持つ大地の力を個性として残した丁寧な味です

一生懸命丁寧にものづくりをすることは簡単に見えてとても難しいことです　でも誰もが初めて何かをやる時はそうだったはず

そんな初心を忘れない人が一生懸命　丁寧に作っているのが深川ワイナリー東京のワインです

ワイナリーで大切に育てられたワインは仕上げも丁寧に一生懸命です

事務所の中で１本１本手作業でラベルを貼って箱に丁寧に詰められていきます

深川ワイナリー東京のワインにはぶどう農家の優しさ　醸造家の優しさ　事務方の優しさ　たくさんの優しさが瓶と箱に詰め込まれて出荷されています

深川ワイナリーは常に前を向くワイナリーです従来の枠にとらわれずもっとワインを身近に楽しんでもらうために　ワイナリーの奥に隠れ家のようなレストランを開いて自社のワインと食事のマリアージュを楽しめる空間を作っています

メイドイン深川　をめざしビルの屋上にワインガーデンを開店し　未来のぶどう畑に育てています取材当日は摘果せずに観賞用に残した実が出迎えてくれました

名実ともにメイドイン深川が生まれる日もそう遠くはなさそうです

また地域活性の担い手になるべく新しい取り組みも行っています　その活動は「ガイヤの夜明け」にも取り上げられたほどです　ワイナリーに隣接する海洋大学と共同研究として海中熟成に取り組み　本年度引き上げに成功しています　

データにすると数字上では熟成の場所によって違いはないものの飲み比べると確かに違う味わい　そんな見えない力をもつ海中熟成ワインは深川生まれのぶどうで深川で醸造し深川から程近い海底で熟成するワインを地域活性に役立つ一品に育てたい

そんな夢を現実にする力のある素敵なワイナリーです